最新情報
- 2024.11.01 Knee Smile OAセミナー in ⾦沢開催のお知らせ「医師向け」
- 2024.03.12 サイトオープンしました
Knee Smile
プロジェクト
について
について
ひざの痛みは、日常生活や仕事の効率の低下、趣味やスポーツを楽しめなくなるなど
私たちの日常に様々な影響を与えます。
アクティブで豊かな人生を過ごすためには、ひざを健康に保つことが重要です。
「ひざは生涯の友」
ひざの健康の重要性をもっと多くの人に伝えたい…
そんな思いを共有する企業が連携し、
ひざの健康啓発を通じて持続可能な社会の実現を目指すプロジェクトです。
私たちの活動
- (1)企業の社員や団体員の健康維持と増進および仕事と治療の両立支援の取り組みの推進
- (2)セミナーやシンポジウム、その他イベント実施による啓発
- (3)WEBを活用した情報発信
- (4)医療・保健の専門家に対する専門知識の啓発
- (5)ひざの健康に関する調査・研究
- (6)アドバイザリー会議の実施
- (7)大学・研究機関・中央省庁・自治体・学会等との連携
共 催
協力自治体
アドバイザリーボード
協 賛
変形性膝関節症
は
どんな病気?
どんな病気?
ひざに痛みを引きおこし、進行すると歩行が困難になる病気です。
女性に多いことが特徴です。
変形性膝関節症は、ひざの軟骨がすり減ることで、ひざに痛みが生じる病気です。症状が進行した場合には、強い痛みを感じますが、初期の段階では、時間の経過とともに腫れが引いたり、痛みが消失したりする場合があるため、受診のタイミングを逃してしまいがちです。しかし、一度進行してしまうと元に戻すことが難しいため、できるだけ早い段階で適切な診断・治療を行うことが非常に大切です。
変形性膝関節症の日本国内の有病者は、40歳以上の2人に1人、推計で2,500万人にも上ります。そのうち痛みなどの症状がある患者さんが約800万人いるといわれています*。
変形性膝関節症の有病率
主な原因は?
けがや病気など明確な要因がある場合もありますが、多くは年齢を重ねることで弱ってきたひざに、
日常生活や運動・スポーツなど様々な負荷がかかることが原因です。
日常生活の中には
ひざに負担をかける動作がたくさん!
例えば・・・ ●しゃがんだり立つ動作 ●重いものを持ち上げる動作 ●階段の昇り降り ●和式トイレ、敷布団で寝るなどの和の生活スタイル
しゃがんで立つ動作は、ひざを頻繁に曲げ伸ばすためひざに負担がかかります。また、重いものを持つ動作もそれだけひざへの荷重が増えることでひざに負担がかかります。
●通常の歩行時には、体重の3倍、階段の上り下りには5倍の負荷がひざにかかっています。適正な体重を維持することはひざの健康にとって非常に重要です。
主な症状は?
-
初 期
急に立ち上がった時や階段を上り下りした時など、ひざに負担がかかる動作をした時に痛みを感じることが多いです。初期症状では腫れがでたり、ひざが動かしにくいと感じることは少なく、痛みが出てもしばらくすると治まることがほとんどです。
-
中 期
ひざの腫れや痛みが続いたり、水がたまったりすることもあります。ひざに水がたまるとひざが動かしにくくなり、曲げ伸ばしした時に強い痛みを感じ、日常生活にも影響が出てくる場合があります。
-
末 期
ひざの腫れや痛み、関節が動かしにくくなるなどの症状に加えて足の変形が進み、O脚(またはX脚)が目立つようになってきます。体重をかけるたびに痛みが出たり、痛みでひざの曲げ伸ばしができなくなったりします。そのため、歩行はもちろんのこと、トイレやお風呂、家事などの日常生活を今まで通り行うことが難しくなります。
ひざの構造を学ぼう!
ひざの関節は大腿骨(だいたいこつ)、脛骨(けいこつ)、膝蓋骨(しつがいこつ)の3つの骨が組み合わさって出来ています。3つの骨の表面は軟骨という関節を滑らかに動かす役割をする組織で覆われていて、それによりひざをスムーズに動かすことが可能になっています。
また、大腿骨と脛骨の間にある半月板には、クッションの役割があり、膝にかかる衝撃を吸収しています。
ひざの痛み
どうやって起こる?
ひざのクッションの役割をしている半月板にダメージが生じることで、軟骨がすり減っていきます。
軟骨のすり減りが進むと、最終的には骨と骨が直接ぶつかり合うようになることで骨の変形や炎症が生じ、「痛み」が発生します。
●一度すり減った軟骨は再生できないため、もとには戻りません。
●症状の進み方は人それぞれですが、半月板損傷から軟骨がすり減ってしまうまでに早い人では半年という例もあります。
ひざの状態を
チェックしてみよう!
自身のひざの状態を確認してみましょう。
※チェックはあくまで目安となります。チェックがなくても、痛みなど、不安な症状がある場合は、専門医に相談しましょう。●半月板の損傷は、MRIを取ることで分かりますので専門医に相談しましょう。
どんな治療法があるの?
ひざの痛みを改善する治療法には、保存療法と手術療法があります。
症状が軽い場合には、保存療法を行います。
保存療法には、薬物療法、装具療法、理学療法などがあり、これらを組み合わせて治療をおこないます。
手術療法は、保存療法で効果が得られない場合に選択されます。
症状に合わせた治療法を選択することが大切です。
ひざに痛み・違和感を感じたら・・・
早めに専門医に相談をしよう!
ひざに痛みがある時は、ひざの病気として代表的な変形性膝関節症の恐れがあります。変形性膝関節症は、
年齢を重ねるごとに発症リスクが上がるため、常にひざの痛みを感じるようになったときは注意が必要です。
痛みがある場合は、早い段階で専門医に相談しましょう。
受診の際には、
いつから痛むか・どんな痛みか 特に痛む動作があるか 以前に膝などをケガした病歴など どうすると症状が増強したり軽減したりするのか 原因に心当たりがあるか 家族や親戚に関節リウマチをわずらっている人がいるか いままでにかかった病気やケガについて 現在治療している病気や飲んでいる薬 など
問診の内容は医療機関によってことなりますが、症状を整理しておくことでスムーズに医師につたえることができます。
監修:岡崎 賢先生
(東京女子医科大学整形外科 主任教授)